あいみょん『愛を伝えたいだとか』歌詞の意味と男性目線の真相解剖

あいみょん『愛を伝えたいだとか』歌詞の意味と男性目線の真相解剖

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あいみょんがメジャーデビューを果たしたのは2016年11月。飛び降り自殺の現場をテーマにした『生きていたんだよな』は、強烈な文学性と死生観で音楽シーンを震撼させました。次なる一手を世間が固唾をのんで見守るなか、2017年5月に投下されたのが全く異なるグルーヴを持つ『愛を伝えたいだとか』でした。

この楽曲制作の背景には、彼女が幼少期から育んできた豊かな音楽的ルーツが存在します。音響関係の仕事をしていた父親の影響で、浜田省吾、吉田拓郎、小沢健二、スピッツ、平井堅といった良質な歌謡曲やJ-POP、さらにはブラックミュージックに自然と親しんできた環境がありました。当時の音楽メディアのインタビュー取材において、本人は次のように振り返っています。

「アコースティックギターを爪弾きながら、鼻歌交じりにコードを鳴らしていたら、自然とあのファンキーなリフとメロディが降ってきた。前作のような重厚なメッセージ性とは違う、誰もが自然に身体を揺らせる日常の曲を作りたかった」(当時の音楽誌インタビューより要約)

デモテープを受け取った音楽プロデューサーのトオミヨウ氏は、その類まれなメロディセンスにネオソウルや90年代R&Bのエッセンスを注入。アコギのカッティングを前面に押し出したグルーヴィーなアレンジを施しました。こうして完成したトラックは、同年9月に発売された記念すべき1stフルアルバム『青春のエキサイトメント』の核となり、彼女の表現の広さを決定づける代表曲へと昇華したのです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。