インターネット上では「水に塩を混ぜて凍らせると除湿効果がアップする」という情報が拡散されています。これには科学的な事実と、見落とされがちなデメリットの両面が存在します。
水に食塩を加えると「凝固点降下」により、氷の温度が通常の0度よりも低いマイナス数度まで下がります。表面温度がより冷たくなるため、設置直後の結露スピードは一時的に速くなるのが事実です。
しかし、塩水で作った氷は融解熱の関係で「通常よりも早く溶けてしまう」という明確なデメリットを抱えています。除湿の持続時間が短くなるため、頻繁にボトルを交換できない環境では、通常の水道水を凍らせたペットボトルのほうがトータルの除湿量や扱いやすさで勝るケースが大半です。
また、ペットボトル除湿全般のデメリットとして、「部屋全体の湿度を一気に10%以上下げるような広域パワーはない」「氷が溶け切った後に放置すると回収した結露水が再蒸発して元に戻る」という点が挙げられます。溶け終わったら速やかに受け皿の水を捨てることが大切です。