彼女の個性が最大限に発揮された背景には、脇を固める男性司会陣との絶妙な役割分担がありました。特に2019年の第70回における、白組司会の櫻井翔、総合司会の内村光良とのトリオは、歴代紅白でも屈指の完成度を誇る布陣でした。
櫻井翔の的確な時間管理と先読みしたアシスト、そして内村光良の包容力あるツッコミによって、綾瀬はるかの奔放でチャーミングな進行が見事なエンターテインメントへと昇華されました。綾瀬が少し進行を飛ばしそうになると、櫻井が自然に間を埋め、内村がユーモアを交えて笑いに変えるという完璧なチームワークが随所に見られました。
華やかさと品格を両立させた歴代の紅白衣装
司会ぶりとともに毎回大きな注目を集めたのが、彼女が身に纏った豪華な衣装の数々です。オープニングの格調高い純白や真紅のロングドレスから、中盤の艶やかな伝統的着物姿、そしてフィナーレを飾る洗練されたイブニングドレスまで、1回の放送で複数回にわたる衣装チェンジを披露しました。
スタイルの美しさを際立たせるカッティングと、NHKの格式にふさわしい上品さを兼ね備えたドレスコードは、ファッションメディアやSNSでも「美しすぎる司会者」として毎回トレンド入りを果たしました。立ち姿の華麗さと、喋り出した際に見せる愛らしさのギャップが、彼女のタレントパワーをより一層引き立てていたことは間違いありません。