エネルギーが枯渇している時に読書や自己啓発に手を出してはいけない。それらはさらなる認知的負荷を課すだけだ。代わりに推奨されるのが、動画配信サービスを適切に選んだ「受動的ヒーリング」である。
能動的な判断を一切必要としない良質な映像体験は、感情の解放と安全なカタルシスをもたらす。例えば、Disney+で配信されているピクサーの『ソウルフル・ワールド』は、「何者かにならなければならない」という強迫観念を解きほぐし、生きていることそのものの尊厳を優しく思い出させてくれる。また、Netflixで鑑賞できる名作『最高の人生の見つけ方』のような作品は、人生の優先順位を静かに再配列し、背負い込みすぎた重荷を自然と手放すきっかけを与えてくれる。エンターテインメントは、正しく選べば最高峰のメンタル処方箋になる。