実際の交通取り締まり現場では、どのようなトラブルや誤認が起きているのでしょうか。現役の交通機動隊員や元警察関係者への取材、さらにSNSやコミュニティで噴出するドライバーの生々しい叫びを検証すると、共通する「見落としの構造」が浮かび上がってきます。
「パトカーが見えた瞬間にブレーキを踏んだが、すでにレーダーでロックオンされていた」「見通しの良い交差点で、一時停止線の数センチ手前で完全にタイヤを止めなかったとして白バイに止められた」——。5ちゃんねるの交通板やYahoo!知恵袋に日々投稿される告白の多くは、警察官がどこに潜み、どの瞬間を狙っているかに対する無知から生じています。
特に警察庁の通達以降、激増しているのが「横断歩道における歩行者妨害(点数2点・反則金9,000円)」と「交差点の一時不停止(点数2点・反則金7,000円)」の待ち伏せ取り締まりです。現場の警察官は、物陰やカーブの死角に身を潜め、車両のフロントタイヤが「完全に静止したか」をミリ単位で監視しています。「徐行して歩行者がいないことを確認した」というドライバー側の主観的弁明は一切通用しません。停止線の手前で車体が完全に揺れ戻るレベルの静止を行わない限り、現場では不停止とみなされるのが現実です。