近年、多くの主要な上場企業が経営体制の抜本的な刷新へと足を踏み出している。これまで日本企業を縛ってきた年功序列の慣習は姿を消しつつあり、事業の立て直しや新規領域の開拓で実績を挙げた若い世代、あるいは外部から招聘されたプロ経営者が、突如として代表取締役や最高経営責任者(CEO)へ抜擢されるケースが相次ぐ。
こうした思い切った役員人事は、外部の投資家や株主へ向けた強烈なメッセージに他ならない。従来の延長線上にはない事業構造改革を断行する意志を明確に示すことで、停滞する株価や企業価値の評価を一気に塗り替えようという狙いが見えてくる。