天突の真裏には気管が通っているため、指圧の角度を誤ると強い咳き込みや苦痛を引き起こします。気管を直接圧迫しないための、安全で効果的な手順を押さえましょう。
最も重要なのは「指を入れる角度」です。喉に向かって正面から垂直に押すのは絶対に避けてください。正しいアプローチは次の3ステップです。
まず、人差し指または中指の腹を窪みに当てます。次に、皮膚をわずかに下へ押し下げ、胸骨の裏側(足元方向)に向かって斜め下に滑り込ませるように優しく力を加えます。息をゆっくり吐きながら3〜5秒間、痛気持ちいいと感じる程度の微弱な力で押し、息を吸いながらゆっくり緩めます。これを3回から5回程度繰り返すだけで十分な刺激になります。