関東地方のキー局である日本テレビでは、2016年春の改編以降、長らく毎週金曜午前10時55分〜11時25分の枠で放送されてきました。これに対し、関西広域をカバーする読売テレビ(ytv)では、同時刻に自社制作のローカルワイド番組や再放送枠を編成しており、アンパンマンは独自の遅れネット枠として編成されています。
テレビ局関係者への取材によると、民放ネットワークにおけるアニメ番組には「全国ネット(スポンサーが全国共通)」と「ローカルセールス(各系列局が独自にCM枠を販売・編成)」の2種類が存在します。『それいけ!アンパンマン』は後者のローカルセールス枠に該当するため、読売テレビには自社の視聴者層や広告主のニーズに合わせて放送時間を自由に設定できる裁量があります。
関西圏では平日の午前帯に自社制作の情報番組やドラマの再放送が高視聴率を維持してきた経緯があり、キー局の午前枠をそのまま受ける編成方針をとっていません。この構造的な違いが、関西における「放送日時のズレ」を生み出す根本的な要因となっています。