運転免許センターで実施される本免学科試験の採点構造は、100点満点中90点以上で合格という極めて高い正答率を要求します。わずか11点分の失点で不合格が確定するため、ケアレスミスは許されません。
出題構成の内訳は、文章問題が90問(1問1点)、危険予測イラスト問題が5問(1問2点)の合計95問です。ここで特に勝敗を分けるのが、試験用紙の最後(またはPC画面の最終画面)に配置されているイラスト問題の配点ルールです。
イラスト問題は1つの運転場面に対して小問が3つ設定されており、「3つの選択肢すべてに正しく答えて初めて2点」が与えられます。1つでも誤答があると部分点は一切与えられず、その問題の2点を丸ごと失う仕組みです。仮にイラスト問題5問のうち3問で1箇所ずつミスを犯すと、それだけで6点を失い、文章問題で許される失点は残り4問分しか残されません。
イラスト問題の出題内容は「歩行者が飛び出してくる可能性があるため、速度を落として進行する」「対向車が右折しようとしているため、パッシングして先に進む」といった危険予測の是非を問うものです。ここでは「かもしれない運転(最悪の事態を想定した安全行動)」が常に正解となり、「〜だろう運転(相手が止まるだろうという楽観)」を前提とした記述はすべて誤りとなります。この鉄則を徹底的に叩き込んでおくことが合格への防壁となります。