世界一難しい漢字の正体!84画「たいと」の真相とPc入力法を徹底解剖

世界一難しい漢字の正体!84画「たいと」の真相とPc入力法を徹底解剖

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「この超難解な漢字を、自分のPCやスマートフォンで打ち出してみたい」という知的欲求を持つ方は少なくありません。かつてこれらの文字はコンピュータの世界では「外字」扱いされ、入力はおろか画面に表示させることすら不可能でした。しかし、多言語文字コードの世界標準であるUnicode(ユニコード)の急速な拡張により、デジタル環境は一変しました。

文字コードの規格策定機関であるUnicodeコンソーシアムは、2020年3月にリリースした「Unicode 13.0」において、大規模な拡張領域「CJK統合漢字拡張G(Extension G)」を追加。このアップデートにより、長年デジタル化を阻まれてきた怪文字たちが、ついに国際標準コードを獲得したのです。

  • 「ビャン」の文字コード:繁体字はU+30EDD、簡体字はU+30EDEに割り当てられています。
  • 「たいと」の文字コード:雲3+龍3の字形はU+3106Cとして正式採録されています。

ただし、コードが存在することと「一般的なキーボードで簡単に入力・変換できること」は全く別の問題です。通常の日本語IME(Windows標準のMS-IMEやiPhoneのiOSキーボード)では、「たいと」や「びゃん」と入力しても変換候補には現れません。端末上で正しく表示・入力するためには、以下の2つの技術的ハードルをクリアする必要があります。

第一に、拡張G領域に対応したアウトラインフォント(大漢和辞典用フォントやオープンソースの「花園明朝」、最新版の「思源宋体(Source Han Serif)」など)が端末にインストールされている必要があります。フォントが入っていない環境では、文字が白抜き四角や黒い菱形(いわゆる「豆腐」)として文字化けします。

第二に入力手段です。最も確実な実用手順は、「文字コードを直接指定して呼び出す」か、「信頼できるWeb辞書やUnicode表からコピー&ペーストし、ユーザー辞書に単語登録する」という手法です。Windows環境であれば「Word」などのソフト上で「3106C」と入力した直後に[Alt]+[X]キーを押すことで該当文字に変換する機能も備わっています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。