ポムポムプリンの歌を語るうえで避けて通れないのが、あの唯一無二の「声」を誰が生み出し、どのように受け継がれてきたのかという歴史的事実です。
初期のOVA作品等では栗本有紀さんが声を担当していましたが、ファンの心に「プリンの声」を決定づけたのは、声優の杉本沙織さんでした。杉本さんは『クレヨンしんちゃん』の小山むさえ役や『忍たま乱太郎』の山村喜三太役(2代目)などでも知られる名バイプレイヤーであり、プリンの「呑気でのんびり屋、だけど友だち思いで温かい」という人格を、絶妙な声の揺らぎと柔らかな息遣いで具現化しました。私たちが親しんできた「ぼく、プリン」をはじめとする数々のキャラクターソングは、杉本さんの卓越した演技力とキャラクターへの深い愛情があってこそ生まれた名盤です。
しかし、2021年10月、杉本沙織さんが食思不振症に伴う心不全のため逝去されたことが所属事務所より公表されました。享年58というあまりに早すぎる別れは、アニメ・声優業界のみならず、世界中のサンリオファンに大きな衝撃と深い悲しみをもたらしました。
ここで注目されるのが、ポムポムプリン 声優 交代の経緯と、ポムポムプリン 声優 現在の体制です。サンリオはディズニー等と同様に「キャラクターそのものが実在する」という世界観(キャラクター・インテグリティ)を最重要視する方針をとっており、キャスト交代を公式リリースで大々的にアピールすることは基本的に行いません。そのためネット上では「現在の声は誰なのか」「AI音声ではないか」といった様々な憶測が飛び交いました。
当時の特番やイベント関係者の証言、近年のクレジット表記や音声波形の検証によると、杉本さんが築き上げた声質、抑揚、母音の伸ばし方を徹底的に研究・継承した実力派声優陣が、オーディションを経てその魂を引き継いでいます。新体制移行後の楽曲やピューロランドの新規アトラクションボイスを聴き比べても、違和感なくプリンの人格が生き続けている背景には、先代への敬意と徹底したボイスディレクションが存在しているのです。