同じという意味の点々「〃」の正式名称は?出し方やマナーを徹底解説

同じという意味の点々「〃」の正式名称は?出し方やマナーを徹底解説

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日常的に「同じという意味の点々」として扱われる「〃」という記号の正式名称は、国語学および印刷用語において「ノノ点(ののてん)」と呼ばれる。カタカナの「ノ」を二つ並べた形状に見えることからその名が付けられたとされ、辞書によっては「同の字点(どうのじてん)」の変種、あるいは単に「同じ」という記号名で登録されている。

日本語の表記体系において、文字を繰り返す際に用いる特殊な約物を総称して「踊り字(おどりじ)」または「繰り返し符号」と呼ぶ。代表的なものには「人々」「日々」などに使われる「々」があるが、「〃」は主に表や帳簿などの縦書きレイアウトにおいて、直上の行と同じ文字列であることを指し示す専用の符号として発展してきた。

近代日本の公文書や活版印刷の黎明期を調査すると、このノノ点は明治期に西洋から輸入された「ディットーマーク(ditto mark / 記号は通常二重引用符の「"」を用いる)」を、日本の縦書き文化に合わせて翻案・定着させたものとする説が有力だ。ラテン語の「言われたこと(dictum)」から派生したイタリア語の「detto(既述の)」が英語の「ditto」となり、帳簿作成の効率化を図る中で日本固有の筆致と結びついて「ノノ点」の形が完成した経緯がある。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。