1990年代初頭、フジテレビの月9ドラマ『東京ラブストーリー』でヒロイン・赤名リカを演じ、日本中に大旋風を巻き起こした。共演の織田裕二との息詰まる掛け合い、切ない微笑みは、トレンディドラマというジャンルを確立させた金字塔となる。単なる恋愛ドラマの枠を超え、自立した女性の生き様を提示できたのは、彼女が内に秘めた知性と凛とした強さがあったからだ。
それから四半世紀以上の時を経て、再び織田裕二とタッグを組んだ話題作『SUITS/スーツ』。彼女が演じたのは、法律事務所を率いる男勝りで聡明な女性代表だった。役に説得力を与えたのは、若い頃から培われてきた深い教養と、知的な佇まいそのものだ。長年のキャリアを経て磨かれた表現力は、視聴者の心を捉えて離さない。