背中や胸の治らないブツブツはカビ?マラセチア毛包炎の治し方と違い

背中や胸の治らないブツブツはカビ?マラセチア毛包炎の治し方と違い

背中や胸の治らないブツブツはカビ?マラセチア毛包炎の治し方と違いについての疑問解決ガイドを徹底解説します。

Q1:マラセチア毛包炎は家族や他人にうつりますか?プールや温泉に入っても大丈夫?
A1:他人に感染することはありません。原因菌であるマラセチア菌は、健康な人を含むすべての人の皮膚に存在する常在菌です。菌が移って発症するのではなく、本人の皮膚環境(皮脂量、湿度、免疫状態)によって菌が局所的に異常増殖することで発症するため、プールや温泉、タオルの共用によって他者へうつる心配はありません。

Q2:市販のニキビパッチを貼ったり、オロナインを塗れば早く治りますか?
A2:どちらも逆効果になる危険性が極めて高いため推奨されません。ニキビパッチで患部を密閉すると毛包内の湿度と温度が上昇し、カビの増殖を加速させます。またオロナインH軟膏の主成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩は主に細菌に対する殺菌薬であり、基剤に含まれる油分がマラセチア菌の栄養となって症状を悪化させる恐れがあります。

Q3:皮膚科の治療を開始してから、跡形もなく完治するまでにどれくらいの期間がかかりますか?
A3:ケトコナゾールなどの適切な抗真菌外用薬を使用した場合、活動性の炎症(赤みや膿)自体は通常1〜2週間程度で劇的に沈静化します。ただし、炎症によって生じた赤黒い色素沈着(炎症後色素沈着)が皮膚のターンオーバーによって完全に薄くなるまでには、肌の代謝サイクルに応じて3カ月から半年程度の期間を要します。痕を残さないためにも、できる限り早い段階で炎症を止めることが極めて重要です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。