京丹後の食文化の頂点に君臨するのが、丹後町・間人港(たいざこう)で水揚げされる「間人ガニ 料理」です。「幻のカニ」と称される理由は、わずか数隻の小型底引き網漁船が過酷な冬の海へ出航し、獲ったその日の夜に帰港する「日帰り操業」にあります。競りにかけられるまでの時間が極めて短いため、身詰まりや鮮度、甘みが他とは一線を画しています。
間人ガニの公式な証は、甲羅に付けられた「緑色のタグ」です。現地宿泊施設や割烹でのフルコースは1人前数万円〜10万円前後と決して安くはありませんが、食通を唸らせる濃厚なカニ味噌や繊細な刺身の舌触りは、他所では味わえない唯一無二の贅沢といえます。
一方、「冬以外に京丹後で海鮮を堪能したい」「手頃な価格で京丹後 海鮮 ランチを楽しみたい」という旅行者にも豊富な選択肢が用意されています。代表格が、甘辛く煮たサバのおぼろをご飯の間に挟み込んだ郷土料理「丹後ばら寿司」です。網野町や峰山町の老舗食事処や道の駅で手軽に味わうことができ、彩り豊かな錦糸卵と椎茸の風味が絶妙な調和を見せます。
さらに、浅茂川漁港や久美浜周辺の食事処では、春のサワラや初夏のアカイカ、夏の天然岩ガキ、秋の底引き網で獲れる地魚など、四季折々の新鮮な海の幸を使ったボリューム満点の海鮮丼が2,000円〜3,500円前後という良心的な価格で提供されています。