ロスティの死に伴って暴かれた衝撃の真実――それは、ロスティ・ナウマンという人間は戸籍上も肉体的にも実在せず、エルファリアが氷魔法によって生み出した高精度の分身(クローン)であったという点です。
エルファリア・アルヴィス・セルフォルトは、最年少で魔法界の頂点「至高の五杖(マギア・ヴェンデ)」へと上り詰めた規格外の天才魔導士です。彼女は「塔」の最上層に隔離され、魔法が使えない落ちこぼれとして学院で冷遇されていたウィルと直接会うことを固く禁じられていました。そこで彼女は、自らの膨大な魔力と超絶技巧の氷魔法を駆使し、男子生徒「ロスティ」としての器を作り上げ、学院内に送り込んでいたのです。