葵区漆山の同敷地周辺に隣接する「静岡県立こども病院」と静岡県立総合病院は、同一の地方独立行政法人静岡県立病院機構が運営していますが、機能と役割は明確に分担されています。こども病院は胎児期から新生児、小児期における高度専門医療および難治性疾患に特化しており、18歳以上の成人診療は原則として総合病院が担います。小児期から成人期への移行医療(キャリーオーバー医療)においても両院のスムーズな連携パスが構築されています。
現在、県立静岡病院を巡っては、施設の長寿命化と将来的な医療需要を見据えた病棟の建て替え・再編計画や、高度急性期機能の集約化に関する議論が進められています。スマートホスピタル化に伴うオンライン問診や電子カルテ連動システムの導入が進み、待ち時間の可視化や院内移動の効率化など、患者体験の改善に向けた設備投資が継続的に行われています。