全身麻酔を選択する上で、多くの方が躊躇する最大の壁が「費用」と「会社や学校を休む日数」です。しかし、医学的な適応がある親知らず抜歯および全身麻酔管理は、基本的に健康保険が適用される保険診療です。
一般的な入院日数は、前日入院または当日朝入院による「1泊2日」から「2泊3日」が主流となっています。骨を深く削る難抜歯が複数含まれる場合や、術後の止血確認を慎重に行う大学病院では2泊3日を推奨されるケースが多く見られます。
費用を抑える上で絶対に忘れてはならないのが、「高額療養費制度(限度額適用認定証)」の事前申請です。70歳未満で一般的な年収区分(年収約370万〜約770万円/3割負担)の場合、1ヶ月あたりの窓口支払限度額は約8万円+αとなります。入院手続き時にあらかじめ保険証(またはマイナ保険証)と合わせて限度額適用認定の手続きを済ませておけば、退院時の窓口清算額が上限額までに自動的に抑えられます。
※差額ベッド代(個室料)や病院食代(1食あたり約490円前後)は保険適用外の自己負担となるため、費用を最小限に抑えたい場合は大部屋(4床室等)を希望するのが鉄則です。