今や全国各地に広がった「YOSAKOI」ですが、その起源は1991年に当時北海道大学の学生だった長谷川岳氏(現・参議院議員)らが、高知県の「よさこい祭り」に強い感銘を受けたことに端を発します。母親の故郷である高知で目にした若者たちの躍動感に心を揺さぶられた学生たちは、「北海道にも若者が夢中になれる熱い祭りを創りたい」と奔走しました。
1992年6月、わずか10チーム・参加者1,000人という規模でスタートした第1回大会は、関係者の情熱と地元の支援によって大きな反響を呼びました。この祭りが短期間で爆発的な広がりを見せた背景には、極めてシンプルかつ自由度の高い「2つの基本ルール」の存在があります。
高知県の伝統的なよさこい祭りが「よさこい鳴子踊り」のメロディと伝統的な前進パレードを重んじるのに対し、北海道のYOSAKOIソーラン祭りは「鳴子を持って踊ること」と「曲の中にソーラン節のフレーズを取り入れること」という2点さえ満たせば、音楽ジャンルや衣装、振付は完全に自由です。ロック、ジャズ、ヒップホップ、クラシック、和太鼓など、あらゆる表現を融合できる柔軟性が、全国の若者やクリエイターの創作意欲を刺激し続けています。