実際に会場へ足を運ぶ一般観覧者にとって、最大の関心事は「会場内のどこからどのようにステージが見えるのか」という点に尽きます。武道館とは全く異なる空間設計を持つ両国国技館では、座席の種別によって観覧体験が劇的に変わります。
両国国技館の客席は、大きく分けて「1階マス席」と「2階イス席」、そして番組専用に設営されるフロア席で構成されます。大相撲の土俵が位置する中央部には巨大なメインステージとチャリティーパーソナリティが着席するひな壇、生バンドの演奏スペースが組まれるため、通常の相撲興行とは全く異なる視野角が発生します。
1階マス席:臨場感は抜群だが長時間の着座には工夫が必須
1階マス席は、鉄パイプで区切られた約1.3メートル四方のスペースに座布団を敷いて観覧するスタイルです。ステージ上のタレントやチャリティーマラソンランナーのゴールシーンを間近で体感できる一方、長時間の正座やあぐらは腰への負担が小さくありません。SNS上の実際の観覧体験談でも、「推しを肉眼でしっかり見られた感動は大きいが、折りたたみ式のポータブルクッションや着圧ソックスを持参しないと後半が厳しい」という声が多数を占めます。マス席での観覧を希望する場合、リラックスできる服装選びが必須条件です。
2階イス席:傾斜角によるクリアな視界と全体演出の把握
対して2階イス席は、傾斜がしっかりと確保された階段状の座席となっており、前の人の頭部で視界が遮られる心配がほとんどありません。ステージ全体を俯瞰できるため、巨大モニターに映し出されるVTR演出や、番組終盤の「サライ」大合唱における会場一体となったペンライトの光彩を最も美しく味わえる特等席と言えます。双眼鏡(倍率8〜10倍程度)を1台携帯しておけば、パーソナリティの細かな表情の変化まで鮮明に捉えることが可能です。