番組の画面下部や中央に表示される「番組提供クレジット」には、日本民間放送連盟(民放連)の放送基準や各放送局が独自に定める厳格なガイドラインが存在します。
最も視聴者の関心を集めるのが、「なぜ一部の企業はカラーの企業ロゴで表示され、別の企業は白文字(白抜き)で表示されるのか」という疑問です。この違いを生み出す最大の理由は、「購入した広告枠の秒数と契約金額のランク」にあります。
放送局の一般的な内規では、以下のようなランク付けがなされています。
- 60秒以上(または特別筆頭スポンサー):カラーロゴ表記が許可され、アナウンサーによる単独の社名読み上げ(「〜がお送りします」)が行われる。
- 30秒枠(通常スポンサー):白抜き文字表記が基本。他のスポンサーとともに複数社同時に読み上げられる。
- 15秒枠(サブ提供・共同提供):文字のみの表示にとどまり、社名の読み上げは省略されて「ご覧のスポンサーの提供でお送りします」と一括処理される。
アナウンサーによる提供読みフレーズにも明確なルールがあります。提供社が1社または数社で十分な枠を持つ場合は「(社名)の提供でお送りします(いたしました)」と明瞭に読まれますが、提供社数が多く1社あたりの出稿秒数が短い場合は「ご覧のスポンサーの提供でお送りします」とまとめられます。これは放送枠内の限られた秒数(通常10秒〜15秒)の中で、すべての社名を正確に読み上げることが物理的に不可能なためです。