SNS上で「#しまパト(しまむらパトロール)」というハッシュタグを追跡すると、日常的に店舗巡回を行うユーザーコミュニティのリアルな歓喜と落胆が可視化されます。大型掲示板やSNS、知恵袋に寄せられた膨大な声を定性分析すると、品番を把握しているユーザーとそうでないユーザーの間で獲得率に決定的な格差が生じている実態が浮き彫りになります。
「仕事帰りに最寄り店へ行ったらコラボバッグが影も形もなし。その場でインスタを開いてインフルエンサーさんの投稿から7桁品番をコピーし、公式アプリの在庫検索に投入。車で15分ほど隣町のロードサイド店に『在庫あり』と出たため直行し、無事に棚の奥からピックアップできた。品番がなければ諦めて帰っていたと思う」(30代女性・主婦)
「タグを捨てて何年も着倒したCLOSSHIのインナーが最高すぎて、同じものが欲しくて店舗へ。洗濯タグの写真を見せたけれど、店員さんからは『この番号だと社内端末で引っかからないんです』と申し訳なさそうに言われてしまった。自力でGoogleレンズを使ってブロガーさんの過去記事を探し当て、ようやく7桁の品番を特定して別カラーをアプリで再注文できた」(40代女性・会社員)
現場の店舗スタッフ側の視線も同様です。「洋服の曖昧な特徴(『先週SNSで見た青いフリル付きのブラウス』など)を口頭で伝えられても、毎週何百SKUもの新商品が入荷する現行フローでは特定に10分以上を要し、他のお客様を待たせてしまう。しかし『521-〇〇〇〇です』と7桁の番号をスマホ画面で提示していただければ、レジ裏のPOS端末でわずか15秒で全国在庫の判定が出せる」という現場の声が数多く上がっています。