法要の現場を取材すると、施主が直面する最大の壁は「お気持ちで結構です」という寺院側の回答です。大手仏事相談窓口や法要ポータルサイトの調査データによると、四十九日法要を経験した施主の約7割が「金額の決定に強いストレスを感じた」と回答しています。
実際にネットコミュニティや相談掲示板には、以下のような生々しい実態が寄せられています。
「住職に金額を尋ねたら『お気持ちで』と言われ、迷った末に2万円を包んだところ、後日親族から『最低でも3万円は包むのが地域の常識だった』と苦言を呈された」(50代・男性・関東在住)
「遠方から来ていただいたため、御車代として相場の倍の2万円をお渡しした。住職からは丁寧なお礼があり、家族としても納得のいく供養ができた」(40代・女性・関西在住)
現場の僧侶への取材によると、「お気持ち」という言葉の裏には、各家庭の経済的事情を慮って金額を一律に指定しづらい宗教者側の事情があります。もし金額に迷った場合は、「他のみなさまはどれくらい包まれていますか」と尋ねると、住職側も具体的な目安(「3万円から5万円程度が多いです」など)を答えやすくなります。