導入検討時に見落としがちなポイントとして、「後から必要になったら付ければいい」という複合機オプションの後付けに関する誤解があります。理論上は後付け可能なモデルが多いものの、実務上は以下のリスクが伴います。
- 追加費用の割高感:本体導入時のセット割引が適用されないため、定価に近い実売価格や高額な出張設置作業費・配送費(数万円規模)が別途請求される。
- オフィスの物理的レイアウト崩壊:外付けフィニッシャーを追加すると、横幅が50〜70cm拡張されるだけでなく、メンテナンス用の通路確保が必要となり、島型デスクや壁面とのクリアランスが確保できなくなる。
- 電源・ブレーカー容量の超過:高機能な外付け・サドルフィニッシャーは、複合機本体とは別に独立した100V電源(別系統コンセント)を要求する場合があり、配線工事が必要になるケースがある。
また、現場で最もストレスとなるのが「紙詰まり(ジャム)」です。紙詰まりの原因の多くは、用紙の湿気や反り、ステープル針の残量不足、あるいは紙詰まり除去時の紙片の残留にあります。冬場の乾燥や夏場の高湿度環境では紙が静電気を帯びて重送しやすくなるため、用紙保管環境の管理と、指定の純正ステープル針を使用することがトラブルを防ぐ絶対条件です。