キメラ=アント編序盤、NGL自治国へ潜入したカイト、ゴン、キルアの3人は、女王直属護衛軍の一角であるネフェルピトーの急襲に遭遇しました。ゴンたちを逃がすための時間稼ぎとして自ら囮となったカイトは、片腕を失う重傷を負いながらも奮戦しましたが、圧倒的な力量差の前に無残にも敗北を喫します。
ピトーに首を刎ねられたカイトの遺体は、ピトーの念能力「玩具修理者(ドクターブライス)」によって防腐・修復処理を施され、兵隊蟻たちの戦闘訓練用操り人形として酷使されました。この痛ましい姿が、後にゴンを絶望の淵へ突き落とし、自らの命を前借りする覚悟の変貌「ゴンさん」へと駆り立てる直接の引き金となったのです。
しかし、カイトの肉体は死亡したものの、彼の魂(意識)は消滅していませんでした。キメラ=アントの女王が死亡直前に産み落とした極小の胎児こそが、カイトの魂を受け継いだ新たな生命体だったのです。女王の腹から取り上げられた赤ん坊は急速に成長し、かつてカルト宗教的な集落でピトーに射殺された少女「レイナ」の肉体ベースを宿した赤髪の女の子として蘇生しました。