Q1:アサリとシジミで見分ける環境はどう違いますか?
A1:決定的な違いは「塩分濃度(海水の濃さ)」です。アサリは通常の海水域(干潟や水深数メートルの浅い海)に生息しますが、シジミは海水と川の真水が混ざり合う汽水域(塩分濃度が薄い場所)や純粋な湖・川に生息します。したがって、アサリは「沿岸の浅海」、シジミは「河口付近や湖」の証拠となります。
Q2:恐竜やアンモナイトは示相化石にはならないのですか?
A2:原則として示相化石には適しません。恐竜やアンモナイトは世界中の多様な気候帯に広く分布していたため、化石が出た場所の局所的な気候や詳細な水深をピンポイントで特定することが困難だからです。その代わり、特定の地質時代(中生代)にのみ生息して絶滅したため、時代を特定する「示準化石」として世界最高峰の役割を果たします。
Q3:なぜ古い時代の地層ほど示相化石の特定が難しくなるのですか?
A3:時代が古くなればなるほど、現在生きている現生種との生物学的な共通点が減るからです。古生代の生物の多くは既に絶滅しており、当時の生物がどのような水温や水深を好んでいたかを現代の生態から直接観察して証明することが難しくなります。そのため、示相化石は新生代など比較的現代に近い時代の地層で威力を発揮します。