青森県出身の木野花は、弘前大学教育学部美術学科を卒業後、一度は中学校の美術教師として壇上に立った異例の経歴を持つ。しかし、表現への激しい情熱を抑えきれず、単身上京。1970年代から演劇活動を開始し、役者としてのみならず演出家としてもその類まれなる才能を開花させていった。
70代後半となった今も、その表現への探求心は枯れることがない。重厚なシリアス劇からコミカルなキャラクター、果ては狂気すら孕んだ怪演までを自在にこなす。年齢を重ねるごとに演技の深みと幅は広がり、世代を超えた若手俳優たちからも深い尊敬を集めている。