日本小児科学会が公表している2026年最新の臨床指針では、乳幼児の呼吸状態を評価する際の具体的な観察ポイントが提示されている。保護者が現場で確認すべき危機サインを把握しておくことが、迅速な処置につながる。
まずは以下のチェックリストで、現在の状態を観察してほしい。
・唇や顔色が紫色や土気色に変化していないか(チアノーゼの徴候)
・1分間の呼吸数が60回を超え、ハアハアと異常に速い状態が続いていないか
・ミルクを飲む途中で息が切れて泣き出し、全く飲めなくなっていないか
・ぐったりして意識が朦朧とし、呼びかけへの反応が鈍くなっていないか
・小鼻を大きく膨らませて必死に息を吸い込もうとしていないか(鼻翼呼吸)
これらの項目のうち一つでも該当するものがあれば、単なる生理的現象の域を超えている。一刻を争う事態も想定し、即座に行動を起こさなければならない。