手早く根元から深剃りしたい一心で、足首から太ももへ向かって下から上へと刃を滑らせていないでしょうか。実は、この「いきなり逆剃り」こそが、皮膚トラブルを引き起こす最大の要因です。
皮膚科学の知見に基づくと、毛根周辺の皮膚は毛の流れに沿ってわずかに盛り上がっています。毛流れに逆らう「逆剃り」を最初から行うと、刃が毛だけでなく周囲の角質層まで削り取ってしまい、目に見えない微細な傷を無数に作ることになります。これが、剃毛直後に発生するカミソリ負け対策の基本であり、放置すると毛穴 ブツブツ 赤み(毛嚢炎)へと悪化します。
正しい手順の基本は、毛の生えている方向に沿って刃を動かす「順剃り」です。まず順剃りで全体の長さを均一に短く整え、剃り残しが気になる箇所だけ皮膚をやさしく引っ張りながら限定的に逆剃りを行う――この逆剃り 順剃り 違いを理解して実行するだけで、肌への物理的負荷を半分以下に抑えられます。