王宮潜入任務の末、敵の手におちたパームを待っていたのは、キメラ=アントの実験体としての改造という残酷な運命だった。人虫交雑の異形となり、記憶と感情を消去された彼女は、かつての仲間であるゴンやキルアの前に立ちふさがる。
冷徹な兵器として再構築されたはずの肉体。しかし、キルアの命をかけた必死の叫びが、彼女の奥底に眠る人間性を呼び覚ます。自らの内に渦巻く葛藤に苛まれながらも涙を流し、自我を取り戻すあの瞬間。怪物へと変貌させられながらも、魂まで屈しなかった彼女の姿は、作中屈指の涙腺崩壊シーンとして語り継がれている。