住宅事情の変化に伴い、かつてのような「専用の和室(神間)」を確保できる住居は全体の3割未満に減少しています。生活実態調査や住宅関連のコミュニティにおける声を検証すると、約7割以上の世帯がリビングの神棚配置を選択している実態が浮かび上がってきます。
家族が集うリビングは、常に空気が循環し明るい自然光が入るため、神道が重んじる「清浄で明朗な空間」の条件を満たしやすい利点があります。一方で、SNSや住まい相談の場では以下のようなリアルな悩みや工夫が共有されています。
「和風の神棚が北欧風のインテリアから浮いてしまうため、扉付きのモダン神棚に替えたところ、日々の水替えが習慣化した」(30代・分譲マンション購入者)
「エアコンの直風が当たる場所に設置してしまい、榊(さかき)がすぐに枯れてしまったため、風が直接当たらないサイドの壁へ移設した」(40代・戸建て居住者)
実際の設置にあたっては、テレビの真上(電子機器による熱や騒音・電磁波の影響)やエアコンの吹き出し口直下を避けることが、神棚を清潔かつ長持ちさせる実用的なポイントです。