昭和や平成の時代、芸能人が重篤な病を患った際、世間の目から隠すことが一般的だった。しかし近年、その風潮は劇的な変化を遂げている。公表に踏み切る著名人の多くは、「同じ病で悩む人の力になりたい」「正しく病気を理解してほしい」という社会的な使命感を口にする。
過剰な同情や偏見を排し、自らの言葉で病状を発信することは、自身の心の整理にもつながっている。ファンからの温かい声援は強力な精神的支柱となり、闘病の孤独感を和らげる。一昔前のように「病気=タレント生命の終わり」と捉えるのではなく、病と向き合いながら表現活動を続ける姿勢が、多くの視聴者の感動と共感を呼んでいる。