上杉昇がWandsを去った真因とは|絶頂期の電撃脱退と現在地

上杉昇がWandsを去った真因とは|絶頂期の電撃脱退と現在地

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WANDSというプロジェクトは、上杉の脱退後も形を変えて受け継がれてきました。それぞれの時代でフロントマンが担った役割と音楽的特徴を客観的データとともに整理します。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価第1期・第2期(上杉昇)CD総売上約1,000万枚超、シングルミリオン4作、アルバムミリオン3作(1991〜1996年)90年代ビーイング系トップクラスの動員・セールス規模歌謡ポップスと本格派グランジ/ブルースが奇跡的に融合。上杉の感情剥き出しの歌唱力がバンドの神格化を決定づけた黄金期。第3期(和久二郎)シングル4作、オリジナルアルバム1作。売上規模は数万〜十数万枚(1997〜2000年)ヒットバンドのメンバー刷新期における平均的推移デジタルロックや正統派ポップスへ回帰。プレッシャーの中で和久の端正なボーカルが光ったものの、前体制の残像が強すぎた過渡期。第5期(上原大史)2019年再始動以降、Billboard JAPAN上位チャートイン、Zepp規模の全国ツアー即完売(継続中)往年の名ロックバンドによるリバイバル成功例柴崎浩のプロデュースのもと、原曲への敬意と現代的なラウドロックの歌唱技術を両立。第1期・第2期ファンからの支持も厚い。

WANDS 歴代ボーカル 比較を行うと、それぞれの期が置かれた時代背景と役割の違いが明瞭になります。上杉昇の時代が「時代を切り拓いた熱狂と自己破壊的エネルギー」であったのに対し、現行の第5期は「歴史的遺産の継承と現代的アップデート」を成し遂げており、どちらが優れているかという二元論ではなく、異なる美学として成立しています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。