恋愛における依存とは?「好き」との境界線と苦しい関係を断つ処方箋

恋愛における依存とは?「好き」との境界線と苦しい関係を断つ処方箋

恋愛における依存とは?「好き」との境界線と苦しい関係を断つ処方箋の重要なポイントについて、専門知識を基に徹底解説します。

恋愛依存の進行形として最も危険視されるのが、互いが互いの病理を必要とし合ってしまう共依存カップルの特徴である。臨床相談やネット上の告白手記を紐解くと、そこには痛烈なリアリティが横たわっている。

都内のIT企業に勤務する20代女性の手記には、当時の凄惨な心理状態が生々しく綴られている。

「『彼がいないと私は息すらできない』と本気で思い込んでいました。彼が暴言を吐き、深夜に何時間も部屋から締め出されても、『私が至らないから彼を怒らせてしまったんだ』と謝り続けました。友人たちが『絶対に別れた方がいい』と忠告してくれても、『彼の本当の優しさを理解できるのは私だけ』と聞く耳を持たなかった。愛していたのではありません。一人になって自分の無価値さと向き合うのが怖くて、彼という錨にすがりついていただけでした」

大手質問サイトやSNS(X・知恵袋)に日々投稿される相談にも、同様の構図が溢れ返っている。「恋人の機嫌を損ねるのが怖くて言いたいことが何一つ言えない」「だらしない彼を支える自分が唯一の生きがいになっている」といった声は後を絶たない。

共依存関係においては、一方が「だらしなく依存的なパートナー(問題児)」を演じ、もう一方が「それを過剰に世話し、助ける人間(イネイブラー/援助者)」となる。助ける側は、「この人は私がいないと駄目になる」という幻想を抱くことで、自己の存在意義を確立しているのだ。表面的には献身的な愛に見えても、その本質はお互いの弱さに寄生し合う「地獄の共犯関係」に他ならない。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。