自主回収の報を受けた消費者が直面した最大の障壁は、「数週間前に購入した水のレシートなど保管していない」という現実でした。この点についてイオン側は極めて柔軟かつ迅速な救済措置を講じました。「レシートなし」であっても、現物ボトルが存在すれば店頭での即時返金に応じる特別対応を実施したのです。
具体的な返金手続きの選択肢は以下の2通りです。
① 全国のイオングループ店舗サービスカウンターへの持ち込み
イオン、イオンスタイル、マックスバリュ、まいばすけっと、ダイエー、ザ・ビッグなど、全国のグループ系列店舗のサービスカウンターに対象ボトルを持参します。未開封品はもちろんのこと、すでに開封して中身を一部飲んでしまったボトルや、異臭に気付いて中身を破棄した空容器であってもロット番号が確認できれば現金をその場で受け取ることが可能です。購入時のレシートの提示は求められません。
② イオン専用フリーダイヤル・Web受付窓口による回収キット手配
車を所有しておらずケース買いした重いペットボトルを店頭へ運べない高齢者や子育て世帯に向けて、宅配便による引き取り回収が用意されました。公式特設窓口に連絡することで、指定日時に配送業者が回収用段ボールを持参し、後日、郵便小為替や銀行振込にて商品代金相当額が払い戻される仕組みです。
「すでにボトルをゴミに出してしまい現品が手元にない」というケースに関しては、現物確認が取れないため原則として返金対象外となります。ただし、購入履歴が電子的に証明できる「イオンカード」や「AEON Pay」「WAON」の決済記録が存在する場合は、店頭サービスカウンターで事情を説明することで例外的に個別相談を受け付ける運用がなされました。