かつての駅は、見知らぬ人々がすれ違うだけの無機質な空間だった。しかし現在の多様化された駅空間は、地域住民と訪れる人々が出会う貴重なコミュニティの場としての機能を備えている。
週末になると駅前広場ではクラフト市や音楽イベントが開催され、改札横のフリースペースでは子ども向けのワークショップが開かれる。駅自体が地域のカルチャーを発信するメディアとして機能している格好だ。
長年地元で商店街を営む店主は「一時は人通りが絶えて寂しくなったが、駅が変わったことで若者や外国人観光客の姿が増えた。街全体に新しい風が吹いている」と笑顔を見せる。