気温のグラフと鏡写しのように一致するのが、大気中の二酸化炭素濃度の推移グラフです。米国のマウナロア観測所や、岩手県綾里にある気象庁の観測ステーションが計測を続けているデータ(キーリング曲線)は、近代文明の歩みとともにCO2濃度が一貫して上昇してきた動かぬ証拠を提示しています。
産業革命以前、地球の大気中CO2濃度はおよそ280ppm前後で安定していました。しかし、地球温暖化グラフ 過去100年の変化を追うと、20世紀半ばから増加ペースが急激に加速し、2020年代半ばには420ppmを突破しました。過去数十万年間の氷床コア分析と比較しても、現在のCO2濃度と増加スピードは地質学的に異常な突出値を示しています。
気候変動議論のシンボルとなってきたのが、古気候学者のマイケル・マン博士らが提唱したホッケースティック曲線です。過去1000年以上の気温推移がほぼ平坦(シャフト部分)であったのに対し、20世紀以降にブレード部分のように急激に跳ね上がっている形状から名付けられました。この曲線が示す地球温暖化の決定的な理由と原因は明白です。太陽活動の周期的変化や火山噴火といった自然要因のシミュレーションだけでは、近年の気温上昇を到底再現できません。人間の産業活動に伴う温室効果ガスの大量排出をモデルに組み込んだときにのみ、観測データと完全に一致するのです。