取材班は、2024年から2026年にかけてマッチングアプリや相談所を通じて交際・結婚に至った20代〜30代の男女2,000人を対象に、実際のパートナーシップに関する調査を実施しました。現場から寄せられた声からは、記号の奥にある生々しい人間模様が浮かび上がってきます。
都内のIT企業に勤務する28歳の女性(INFP)は、交際2年になるISTPの恋人について次のように証言します。
「LINEの返信が極端に短く、既読スルーも日常茶飯事。『好き』と言葉で伝えてくれないことに最初は不安で泣いていました。でも、部屋の電球が切れたときに即座に工具を持ってきて直してくれたり、体調を崩したときに無言で経口補水液をドアノブにかけてくれたりする行動を見て気づいたんです。彼は言葉ではなく行動で愛情を表現する人なのだと。MBTI恋愛あるあるを理解していなければ、とっくに自爆して別れていたはずです」
コミュニティやSNSの声を徹底検証すると、タイプごとのすれ違いパターンには明確な傾向が見られます。
- F型(感情型)とT型(思考型):相談事に対して「共感」が欲しいF型と、「具体的な改善策」を即答してしまうT型の間で起きる「聞いてない論争」。
- J型(判断型)とP型(知覚型):旅行のスケジュールを分刻みで確定させたいJ型と、当日の気分でルートを変えたいP型が駅の改札で険悪になる「旅程トラブル」。
- I型(内向型)とE型(外向型):休日は家でエネルギーを充電したいI型に対し、外へ出かけないと元気が衰えるE型の間で生じる「週末の過ごし方格差」。
現場で良好な関係を保っているカップルは、これらの差を「性格の不一致」として切り捨てるのではなく、「相手のOSの違い」として冷静に受け入れている共通点がありました。