スムーズに適切な治療へアクセスするためには、正しい受診ステップを踏むことが不可欠です。
現在、頭痛、めまい、しびれなどの症状がある場合、いきなり大病院の救急外来を自力受診するのではなく、まずは近隣の脳神経外科クリニックやかかりつけ医でMRI・CT検査を受けるのが定石です。画像診断で動脈瘤や血管狭窄、腫瘍などの異常が見つかった段階で、かかりつけ医から倉敷中央病院宛ての紹介状を発行してもらい、予約を取得するのが最も迅速かつ費用の無駄(選定療養費の発生)を防ぐルートになります。
他院での治療方針に迷いがある場合は、診療情報提供書と画像データを持参した上でのセカンドオピニオン外来の活用が有効です。自費診療にはなりますが、同院のトップレベルの専門医から客観的な意見を得ることができます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
医療機関にはそれぞれ適した役割があります。倉敷中央病院脳神経外科を選択するにあたり、自身や家族の状況がどちらに当てはまるかを冷静に判断してください。
【選ぶべき人】
- 未破裂脳動脈瘤、脳腫瘍、もやもや病など、高度な手術手技と設備が不可欠な難症例を抱えている人
- カテーテル治療と開頭手術のどちらが適しているか、双方の実績が豊富な施設で最適解を出したい人
- 発症からのスピードが問われる急性期脳卒中に対し、万全の24時間救命体制を求める人
【慎重に検討すべき人】
- 慢性的な頭痛や肩こりなど、命に関わる異常がない段階で丁寧な生活指導や長時間の対話を重視したい人
- 通院時の待ち時間を極力避け、近場でスピーディーな受診を望む人(まずは地域のクリニックが推奨されます)
- 急性期の治療後、長期的な慢性期療養や維持期リハビリのみを同一病院で継続したい人(回復期リハビリテーション病院への転院が基本となります)