ファミリー層やインバウンド旅行者が多いシェラトンだからこそ、利用規約やマナーに関するルールは厳格に運用されています。現地で入場を断られてトラブルになる事例を防ぐため、特に注意すべき2つの制限を解説します。
1. 赤ちゃん・子どもの入浴規定(おむつ制限と混浴年齢)
衛生管理の観点から、「日常生活でおむつが完全に取れていない乳幼児」の浴槽への入浴は禁止されています。ただし、乳幼児を連れての入場自体が拒否されるわけではありません。脱衣所や洗い場までは同伴可能であり、備え付けのベビーバスを利用して体を洗ってあげる運用が認められています。赤ちゃん連れの場合は、無理に大浴場を利用するよりも、洗い場付きの広々としたバスルームを備えた客室(グランデルームやトレジャーズルーム等)で入浴させる方が、親子の心理的負担は大幅に軽減されます。
また、異性の浴室に子どもを同伴できる「混浴可能年齢」については、千葉県の公衆浴場条例に準拠し、「おおむね7歳以上」の男児の女湯利用、女児の男湯利用は不可となっています。小学生以上の男の子を母親が女湯に連れて入ることはできないため、父親と一緒に入浴するか、客室のお風呂を利用する計画を立てておく必要があります。
2. タトゥー・刺青に関するホテルポリシー
外資系マリオット系列とはいえ、日本の大浴場運用ルールに基づき、原則としてタトゥー・刺青(タトゥーシールやペイントを含む)のある方の入浴は固くお断りと明記されています。ただし、ホテル指定または市販のカバーシール(8cm×10cm程度)を使用し、タトゥーが完全に隠れる状態であれば利用を許可する弾力的運用がなされているケースもあります。全身に及ぶ広範囲のタトゥーや、シールで隠しきれないサイズの場合は、トラブル防止のため客室のプライベートバスを利用するのが賢明な選択です。