昭和から平成にかけて、タモリとビートたけしの間には長年「不仲説」が根強く囁かれていました。その最大の要因は、テレビ界のトップランナーでありながら、レギュラー番組での直接的な共演が極めて少なかった点にあります。
1980年代、ビートたけしは『オレたちひょうきん族』でバラエティの革命を起こし、タモリは『森田一義アワー 笑っていいとも!』で国民的な「昼の顔」としての地位を確立しました。フジテレビの黄金期を支える二大巨頭でありながら、双方が多忙を極めていたこと、そしてそれぞれの番組で異なる世界観を確立していたことから、安易なツーショットを避けていた背景があります。
この「距離感」を週刊誌や視聴者が「ライバル視による不仲」と解釈したのが噂の真相です。しかし実際には、プライベートで偶然顔を合わせた際も穏やかに旧交を温め合っており、衝突や対立の事実は一切存在しません。同時代を生き抜く戦友として、適切な間合いを保ち続けていただけだったと言えます。