対面だけでなく、現代のビジネスコミュニケーションにおいて欠かせないのがNice to meet you ビジネスメールでの正しい運用と、Nice to meet youとNice meeting youの違いの理解です。
文法上の構造として、不定詞(to meet)は「これから行う動作」や「いま起きている出来事」に焦点を当てる一方、動名詞(meeting)は「すでに行われた行為の経験・完了」を意識させます。
- 商談や対面の開始時(または初めてのメール冒頭):
「It is a pleasure to meet you.」「Nice to meet you.」
(※まだ会っていない相手への初通メールでは「I am looking forward to meeting you.」とするのがより自然) - 商談終了後の退室時(または当日のフォローアップお礼メール):
「It was great meeting you today.」「Nice meeting you.」
(今日はお時間をいただき、お会いできて大変良かったです)
商談を終えて別れ際に「Nice to meet you!」と言ってしまうと、「これから出会う」ような違和感をネイティブに与えてしまいます。別れ際やメールの文末では、過去形「It was nice...」または動名詞「meeting you」へ瞬時に切り替える意識を持ちましょう。
【プロの結論】英語コミュニケーションにおける「認知のズレ」を防ぐ判断基準
英語は自己主張と対等性を重んじる言語でありながら、初対面における敬意の示し方には明確なコード(暗黙の了解)が存在します。日本人が陥りがちな「文法的には合っているが、文化的・文脈的に不自然」というズレを防ぐための判断基準は以下の通りです。
- 相手が目上・クライアントの場合:「You too」などの短縮形は避け、「It is a pleasure to meet you, [相手の名前]」や「The pleasure is mine」といった格式ある表現を選択する。相手の名前を添えることで親近感と敬意が倍増する。
- 相手と同格・カジュアルな場の場合:「Nice to meet you, too」や「Likewise!」と笑顔で即座に返す。レスポンスのテンポの良さが信頼関係の土台となる。
- 避けるべきリスク:相手が「It was nice meeting you(別れ際)」と言っているのに「You too(出会い頭の返し)」と自動返答してしまうこと。文脈(始まりか終わりか)を常に耳でキャッチする。