熱狂のピークから一転、なぜ「第7世代は消えた」と評される事態に陥ったのか。そこには単なる人気の浮き沈みにとどまらない、テレビ番組の制作構造と消費サイクルの限界が存在していました。
最大の要因は、メディアによる「過剰なパッケージ売り」です。ブーム初期、各局はこぞって第7世代の冠番組や合同特番を乱発しました。しかし、コンビごとの芸風や個性を掘り下げる前に「第7世代だから」という理由だけでひな壇に並べた結果、企画のマンネリ化が急速に進行。視聴者の食傷感を招く結果となりました。
さらに、当人たちの「世代意識の欠如」もブームの早期幕引きに拍車をかけました。霜降り明星をはじめとする当事者たち自身が、早い段階から「第7世代という括りで縛られたくない」「実力で勝負したい」と公言。自らレッテルを剥がしにかかったことで、メディア主導のブームは自然と求心力を失っていったのです。
コロナ禍における収録環境の変化やネタ番組の改編も重なり、実力不足の若手がふるい落とされる「お笑い界の適者生存競争」が急速に進んだことが、ブーム終焉の決定打となりました。