柴犬の子犬を迎える際、「将来キツネ顔になるのか、タヌキ顔になるのか見分けたい」と考える飼い主は少なくありません。しかし、生後2ヶ月前後の子犬はどの個体も頭部全体に脂肪がつき、マズルが短いため、一見するとすべて「タヌキ顔」に見えます。
子犬の顔立ちは、生後3ヶ月から6ヶ月頃の急速な骨格成長期に劇的な変化を迎えます。この時期は「猿期(さるき)」とも呼ばれ、顔の毛が生え変わりながらマズルが前方にグングンと伸びていきます。子犬期に将来のタイプを見極めるプロの着眼点は以下の3点です。
① 額段(ストップ)の傾斜角
子犬を真横から観察した際、額から鼻先への角度がなだらかなスロープを描いている子はキツネ顔へ、額が直角に近い段差を持っている子はタヌキ顔へと成長します。
② 耳の厚みと立ち上がり位置
キツネ顔になる子犬は、耳の皮膚が比較的薄く、頭部のやや外側から前方に向かってキリッと直立します。タヌキ顔の子犬は耳の縁が肉厚で、丸みを帯びた頭部の上に小ぶりに乗る傾向があります。
③ 四肢の骨太さと肉球のバランス
足首の関節がスマートですっきりと長い個体はキツネ顔体型になりやすく、手首・足首がずんぐりと太く肉球が大きい個体は重厚なタヌキ顔体型へと仕上がっていきます。