「進撃のトーマス」元ネタと怪奇現象の真相!なぜ世界でトラウマ化?

「進撃のトーマス」元ネタと怪奇現象の真相!なぜ世界でトラウマ化?

「進撃のトーマス」元ネタと怪奇現象の真相!なぜ世界でトラウマ化?について徹底解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

本トピックにおいて頻繁に散見される誤解のひとつが、「公式が何らかのタイアップや許可を出したコラボレーションなのではないか」という疑念です。結論から申し上げますと、公式な提携や許諾関係は過去に一切存在せず、すべては一般クリエイターによる非公式な二次創作です。

『きかんしゃトーマス』の著作権を管理するマテル社(Mattel)および原作者のウィルバート・オードリー牧師が遺した児童文学の世界観と、『進撃の巨人』の原作者である諫山創氏のダークファンタジー世界は、本来対極に位置するものです。知的財産権の観点から見れば、かつて権利者による申し立てで削除された動画も少なくありません。

しかし、ネットミームの生態系において、この「禁忌の領域に触れてしまった背徳感」こそが視聴者の好奇心を刺激し続け、拡散のガソリンとなってきた側面は否定できません。公式の供給ではなく、市井のユーザーの手によって非合法的に増殖したというアンダーグラウンド性こそが、このミームの真の引力だったのです。

【プロの結論】認知心理学と「不気味の谷」から読み解くトラウマの正体

なぜ人間は「進撃のトーマス」に対して、これほどまでに強烈な忌避感とトラウマを抱くのでしょうか。認知心理学およびロボット工学で提唱される「不気味の谷現象(Uncanny Valley)」の視点から紐解くと、極めて明快な構造が見えてきます。

本来、乗り物という完全な無機物に「人間の生々しい顔」が貼り付けられている造形自体が、人間の脳に「生物なのか無機物なのか」という認知の摩擦を引き起こします。そこへさらに『進撃の巨人』が提示した「感情が読めず、対話が不可能なまま人間を捕食する」という死の恐怖が上書きされた結果、脳の防衛本能が最大限のアラームを鳴らすのです。笑顔でありながら眼球に生気がない機関車の顔面は、人間が本能的に恐れる「感情なき捕食者」の記号として完璧に機能してしまったと言えます。

【鑑賞に向いている人・避けるべき人の判断基準】

  • おすすめできる人:インターネット黎明期〜平成後期のカオスなMAD文化を好む人、ブラックユーモアやB級サバイバルホラーを楽しめる人、ゲームMODの文脈を理解できる人。
  • 慎重になるべき・おすすめできない人:幼児期の思い出を大切に保持したい人、極度の集合体恐怖症や人面恐怖症を持つ人、幼少期の子ども(夜驚症やトラウマの原因となるリスクが極めて高いため非推奨)。
佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。