吉田沙保里さんを語る上で外せないのが、スポーツ史に刻まれた圧倒的な戦績です。女子レスリング55kg級を中心に世界を席巻し、オリンピック3連覇(アテネ、北京、ロンドン)を達成。世界選手権を含めた世界大会では16大会連続優勝という、まさに漫画の世界のような大記録を成し遂げました。
特筆すべきは、国内外の公式戦で積み上げた個人206連勝という驚異の数字です。代名詞となった「高速タックル」は、相手に対策を徹底研究されながらも防ぐことができない絶対的な武器として世界中の選手を震撼させました。2016年のリオデジャネイロ五輪では惜しくも銀メダルとなり4連覇こそ逃したものの、主将として日本選手団を牽引したその気迫は、今なお多くの人々の記憶に深く焼き付いています。