現在ののと里山空港は、東京・羽田と奥能登を約1時間で結ぶ「羽田空港-能登空港定期便運航事業」を軸に安定稼働を維持している。国土交通省航空局の指導のもとで進められた誘導路やエプロンの改修工事も完了し、機体の離着陸は極めてスムーズだ。首都圏からの人的往来を支えるため、需要ピークに応じた臨時増便や機材の大型化も柔軟に実施されている。
しかし、航空券を手にしただけで安心はできない。現場で旅行者や出張者が直面する最大の壁は「着陸後の足」だ。空港から輪島市中心部、珠洲市、能登町、穴水町へ向かう特急連絡バス「ふるさとタクシー」や路線バスは、復旧道路の状況に合わせてダイヤ調整を繰り返している。最新の国内線交通ガイドや各自治体の発表を事前に把握しておかないと、ターミナルで足止めを食らうリスクが残る。
特にレンタカーは深刻な需給逼迫が続く。インフラ復旧企業による長期リース枠が多くを占めており、一般利用枠は瞬時に埋まる。能登へ向かう際は、フライトの確保と同時に現地の地上移動手段を確定させることが鉄則だ。