「勉強も部活も両方で日本一を獲る」というスローガンを掲げる学校は数多く存在しますが、大阪桐蔭の実態は単なる精神論ではありません。最大の特徴は、生徒の資質と志望進路に応じた徹底したコース制(特化体制)にあります。
大学受験に特化して徹底的な学力向上を図るコースと、全国制覇を明確に目指すアスリート・文化活動専学のコースが、それぞれのフィールドに全エネルギーを注ぎ込めるカリキュラムが設計されています。一般的に想像される「同一生徒が放課後まで猛勉強し、そこから全国制覇レベルの練習をこなす」という無理な両立ではなく、学校全体として「学芸の精鋭」と「スポーツ・芸術の精鋭」が互いに刺激し合う土壌が形成されています。
朝テストから放課後の夜間補習まで組み込まれた濃密な学習スケジュールや、プロ仕様の専用グラウンド・練習棟といったハード面の整備も群を抜いています。努力を正当に評価し、妥協を許さない環境設定こそが、東大・京大合格や全国優勝を当たり前に感じさせる勝者のメンタリティを生み出しています。