「ワッサー」という特異な単語を耳にした際、ストリートカルチャーや音楽に詳しい方なら、英語のヒップホップ挨拶スラングである「What's up?(ワッツアップ/調子はどうだい?)」の短縮形「Wassup(ワッサー)」を連想するかもしれません。実際にSNS上でも「若者言葉が果物の名前になったのか?」といったコミカルな誤解が時折散見されます。
しかし、実際のワッサーの名前の由来は極めて個人的で温かな家族史に基づいています。この品種を発見・育成した育種家の中村渡氏が、幼少期に周囲から呼ばれていた愛称が「ワッサー」だったのです。丹精込めて育て上げた新しい命に、自身の愛着あるニックネームをそのまま命名したというのが歴史的事実です。
海外のストリートカルチャーとは一切無関係でありながら、一度聞いたら忘れられないインパクトを持つ響きが、結果として現代のデジタル空間における指名検索やバイラル拡散に大きく寄与しています。