玉置浩二の人生を彩るもうひとつの要素が、情熱的かつ波乱に満ちた恋愛遍歴です。「歌うこと」と「愛すること」が完全に直結していた彼は、プライベートにおける感情の揺らぎがそのまま音楽作品へと昇華されてきました。
一般女性との最初の結婚を経た後、世間を最も大きく揺るがしたのが、国民的女優・薬師丸ひろ子との馴れ初めと結婚でした。ふたりの接点は、1989年に玉置浩二が彼女のシングル曲『Call』を手がけたことでした。トップシンガーと国民的清純派スターの交際は大きな話題となり、1991年にハワイで華燭の典を挙げました。
音楽的才能を深く尊敬し合う理想のビッグカップルとして祝福されたふたりでしたが、1998年、薬師丸ひろ子の誕生日パーティーの席上で突如として離婚を発表します。泥沼の争いではなく、互いの人生を尊重した前向きな別離として記者会見が行われた光景は、当時のメディアでも異例の出来事として報じられました。
その後、キーボード奏者の安藤さと子との結婚生活や破局を経て、2010年にタレントの青田典子と結婚。現在に至るまで、青田典子の献身的なサポートによって玉置浩二は精神的な安定を得ており、音楽活動に全霊を注ぎ込める環境が整っています。激しい情熱の嵐を駆け抜けた末に見出した安らぎの形が、近年の神がかり的なステージパフォーマンスを支えています。